1月6日火曜日の夕刻5時20分ごろ、一人の女性が『財布を無くした。』と言って警察署に入り込み、持っていた爆弾を爆破させて、彼女は死亡した。この自爆テロで、一人の警官が重傷を負い、後に病院で死亡し、もう一人の警官は軽傷を負った。
この女性が何者であるかについては、いまのところ、全く明らかになっていない。彼女は財布を無くしたと英語で言って、警察署に入ってきたということであり、トルコ人の可能性もあるが、外国人の可能性も、否定できないということだ。
この自爆テロが起こったのは、日本人観光客の間でも人気のある、ブルーモスクやアヤソフィア教会のある、イスタンブールの観光の中心地だ。
考えられる犯行動機は、クルドのPKK(クルド労働党)のメンバーによるものであり、現在トルコ南東部で起こっている、クルド人同士の武力衝突に、関連しているかもしれない。
もう一つの可能性は、現在のエルドアン体制に反発する、反政府組織によるものかもしれない。
いずれにせよ、これからはトルコ国内では、各派閥や組織による、テロが増加するであろうということだ。
トルコ観光にお出かけになる皆さんは、十分な注意が必要だということであろう。