リビアの首都トリポリで、外交官防御に当たる内務省のビルが、爆弾テロ攻撃を受けた。
この攻撃が起こった後、イラク・シリアのIS(ISIL)にバイア(追従宣)をした、リビアのイスラム原理組織が、犯行声明を出している。物的損害は発生したが、人的被害についての情報は、明らかにされていない。
トリポリのサウジアラビア大使館でも、放火によるものかどうかは明らかになっていないが、木曜日夜に火災が発生している。
リビア最大の石油油見出し港のある、ヘラール地区でも、5つの貯油所が火災に見舞われている。この火災については、ファジュル・リビアという名前の組織が、犯行声明を出している。
リビアの今後については、不安な要素が幾つもあった。アメリカはアルジェリアに対し、領空通過の許可を申請したり、軍事空港の使用要請を出したりしている。それはアルジェリアの隣国であるリビアに対して、アメリカが何らかの行動を起こす準備をしている、と受け止めていいのではないか。
フランスの情報部はリビアの南部地域が危険度を増していると報告してもいる。つまり、欧米諸国はそろそろ、リビアに対して介入を、始めるということではないのか。