以前、このブログでご紹介した私のほら話が、意外な結果を生む方向に動き出しました。それは、トルコに避難しているシリア難民に、支援を送るという話でしたが、友人の女性が彼女の友人の女性を私に紹介して、相談に乗ってやってくれという事から始まったのです。
相談に来た女性は、アメリカのボランテア団体に所属しているらしいのですが、予算が無い、しかし、仙台には東北震災で送られた毛布や衣類が、山ほどあるのでシリア難民に届けたい、ということでした。
仙台側からどの程度の量を譲ってもらえるのか、仙台から東京までの輸送費用は、誰が負担するのか、これに関する仕事は誰が担当するのかなどを決めて、再度相談に来るようにと指示しました。
私になりに幾つかの組織が、東京からイスタンブールに送る費用を、負担してくれるだろうと思ったからです。そして、支援物資がイスタンブールに着きさえすれば、トルコ南東部の難民収容所まで運び、毛布や衣類をシリア難民に配布してくれる、トルコの団体を知っているからです。
トルコ人の友人に依頼したところ、彼はトルコ航空とトルコ大使館に話しをし、30トンまで無償で運んでもらえることになりました。実はアラブ首長国連邦の大使からも、事情を説明してくれれば、無償で輸送する話を進めてあげる、ということもありました。
しかし、シリア難民がいるのはトルコであり、トルコ航空の方が直行便でもあることから、トルコ航空に依頼することにしたのです。
問題は、仙台から東京までの輸送費用です。トラックで運ぶことになるのですが、その費用を誰かが負担しなければなりません。このことについては件の女性とトルコの人たちが、当座の間負担してくれることになりました。
何とかこの寒い冬に、東北震災の折に全国から送られた支援物資の一部が、今度はトルコにいるシリア難民の命を、救うことになりそうです。
シリア難民は凍え死ぬことはないとしても、寒さと食糧不足から、病気にかかり死亡するケースは少なくないと思います。
もしこのブログをお読みの方で、仙台から東京までの支援物資輸送費にご寄付をいただければ幸いです。この呼びかけで意外な金額が集まった場合は、トルコのキムセヨクムという慈善団体に送ります。
この団体が今回シリア難民に、毛布を届けてくれるのです。彼らは災害が起こると、世界の何処でも一番先に駆けつけて、支援活動をしています。インドネシアのアチェで津波が起こったとき、最初に駆けつけたのはこの団体であり、その後、アチェに学校を寄付したのもこの団体です。そのメンバーはいまもフィリピンで支援活動をしています。
NPO日本イスラム連盟
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