イランに居住するユダヤ人団体が、アメリカのオバマ大統領に公開書簡を送ったことが、明らかになった。それによれば、イランのユダヤ人たちは 現在が、イランとアメリカの関係を修復する、またとない機会だとオバマ大統領に、伝えたということだ。
イランのユダヤ人組織のトップである、ホマヨン・サメ―イヤ・ナジャフ・アバデイ氏 は、この機会を逃すことは、イランとアメリカが関係修復する機会を逃すことで喜ぶ者たちがいるのだろう、とも語ったと伝えられている。
他のイラン在住ユダヤ人は、イスラエルのネタニヤフ首相が『イランにはジーンズをはく自由も、西洋音楽を楽しむ自由もない。』と言ったのに対し、『イランではジーンズもはけるし、西洋音楽を聴く自由もある。』と反論している。
加えて、イランのユダヤ人は『我々は宗教的マイノリテイだが、選挙にも参加しているし、自分たちの望む大統領に投票する権利も、保証されている。』とBBCの取材に対して語ったということだ。
このような行動がイラン国内に居住するユダヤ人から起こり、直接オバマ大統領にまで公開書簡を送りつけたということは、現在の機会を逃し、もし、イランとアメリカの関係修復や、経済制裁解除が実現しなかった場合、イランのユダヤ人が被害を被る可能性がある、ということではないか。
同時に現在、世界のユダヤ人たちは近い将来、彼らが世界中で攻撃の標的にされる危険性を、感じ始めているのかもしれない。その兆候はすでに、世界の各地で現れ始めているのかもしれない。
つまり、今回イランのユダヤ人が動き出したのは、世界的なネット・ワークの中から出てきた、行動ではないかと考えたくなるのだが、いかがなものだろうか。