シリアに対する異常なまでの、アメリカの敵視は何故なのか、それを支えるイギリスは、何故そうまでシリアのアサド体制を、打倒したいのか。現段階では、大産油国でもないシリアに、何故そこまで敵対的な関心を持つのか、といぶかる人は多いだろう。
それに対する答えを、アメリカ人の専門家が指摘している。その内容がどこまで正しいかについて、判断するだけの十分な情報は私には無いが、彼の指摘する幾つかのポイントは、納得がいくものだ。
彼は次のような点を、欧米がシリアに対して攻撃したがる理由だ、と指摘している。
:シリア中央銀行はロスチャイルドの支配下にない。
:シリアはIMF に借金がない国家である。
:シリアの食物種子はモンサントが支配していない。
:シリアの若者の能力が高い。
:シリアはガス・オイル資源国である。
:シリアはシオニズムに反対する国家である。
:シリアは最後の世俗イスラム国家である。
:シリアは政治的文化的アイデンテテイを守っている国家である。
なかなか正鵠を射た指摘ではないか。シリアはつまり、欧米がまだコントロール出来ていない、数少ない国家だということであろう。
これを読んで感じたのは、日本には幾つ当てはまるのかということだ。もしこの指摘の多くが、日本には既に浸透しているのであれば、日本は既に外国の支配下に、あるということであろう。
もし多くの点で、上記の事項がまだ日本には、浸透していないのであれば、日本の将来は危険なものになる、ということであろう。欧米が考える世界支配(?)には、例外をほとんど認められないからだ。
この指摘はじっくり検討するに、値するのではないのか。