うまくいくときは何事もうまくいくものだ、とつくづく思った。ウズベキスタンに持ち込んだ計画は、カミロフ外務大臣画が大賛成で大統領に直接持ち込むと約束してくれた。多分進むだろう。
そんなわけで5日までの滞在予定を、3日までにして引き上げた。5日には元の勤め先の、大学の恩師のしのぶ会があったこともある。問題は欲を持たずに、素直に語りかけることだと思った。
会談後、彼が表まで送ってくれたのだが、その時歩きながら話していて、彼もアラビストであることがわかり、急遽アラビア語で話した。彼のアラビア語はスムーズだった。しかも彼は同じ時期に、ベイルートにいたとも話した。距離が縮まった感じがした。彼は早稲田でドクターを取った人物だ。
帰国の飛行機に乗っている時間に、エジプトでは軍による支配が始まった。このことは6月20日に予測していたとおりとなった。中東TODAYのNO2869 をお読みいただければ幸いだ。
日本の報道では軍とムスリム同胞団との、武力衝突が予測されているが馬鹿げている。軍はプロ集団であり装備も人数も、ムスリム同胞団が結成している、ミリシアとは比べものにならない。
日本のマスコミはアメリカの本音が全く分かっていない。このエジプトでの展開が何を意味しているかを、考えていないからだ。