エジプトでは大規模デモが、6月30日に行われる予定だが、既にエジプト各地では、モルシ-大統領派のムスリム同胞団と、世俗派国民との武力衝突が起こっている。
モスリム同胞団が6月30日の世俗派のデモを前に、6月21日からデモを始めていたが、当初の予定を変更し、6月21日25日の予定だったものを、そのまま続けている。それと前夜祭ではないが、世俗派のメンバーが衝突を、始めたということだ。
多分に、6月30日には大規模な衝突となることが予想されるが、その状況次第では、軍が思い切った手を打つだろう。6月にカイロを訪問した際に、軍や警察の幹部と話す機会があったが、彼らが語っていたのは初めのうちは傍観し、事態が緊急になれば、軍が動くということだった。「
確かに、世俗派の中からはすでに、軍の台頭を期待する声が上がり始めている。そうした状況を受け、6月30日に革命当初(2011年1月25日)のような数の人たちが集まれば、軍は死傷者が出ることを懸念し、クーデターを宣言する可能性が高い。
それは多分、6月30日から様子を見、7月3=4日までには、結論を出すのではないか。
残念だがこの時期、中央アジアに出かけているので、毎日の報告ができない。しかし、流れはほぼこの方向に向かうのではないかと思われる。エジプトの国民に多くの犠牲が出ないよう、
軍の早めの決断に期待する。