イランのプレス・テレビのサイトは、他が全く触れないような情報を流すので、興味深く見ているサイトの一つだ。
そこが最近流した情報に、次のようなひどい話がある。これが事実であるとすれば、到底許されるべきではあるまい。
パレスチナのガザは封鎖されており、ほとんどの物資は、イスラエル経由で入ってきている。もちろん非合法なものや、危険と思われるもの、搬入に制限がかかっている、セメントを始めとする建築資材などは、イスラエルからは入ってこないので、ガザとエジプトのシナイ半島を結ぶ秘密のトンネルから、入っているのだが。
そのイスラエルからガザに入っている物のなかには、医療関連の品々もある。薬品はもちろんだが、手術を必要とする重病患者に用いる、麻酔酸素ボンベもその一つのようだ。その麻酔酸素ボンベが、実はとんでもない代物だった、と伝えているのだ。
イスラエルから来た、麻酔酸素が詰まっているはずのボンベには、麻酔酸素ではなく、酸素と炭素ガスが混じったものだったというのだ。このため手術を受ける患者は、痛みを止めるのではなく、死に至っているというのだ。
この炭素ガスボンベの使用によって、死亡したガザの患者数は、数百人にも上るということだ。そしてこの炭素ガスは、イスラエルの刑務所に収監されている、パレスチナ人受刑者の手術時にも、使われているということのようだ。
もちろん、この問題はガザの医療責任者たちによって、国際赤十字や、世界健康組織に対して、訴えられているということだ。
もしこのことが事実であるとするならば、イスラエルのユダヤ人たちは、自分たちがナチス・ドイツによって行われたと主張している、ガス室を使った殺人と同じ犯罪行為を、行っているということになるのではないか。
この情報が嘘であることを祈りたい。あまりにも非人道的すぎるではないか。