『サウジアラビアでも革命の動き?』

2013年3月20日

 

 ペルシャン・ガルフ・アフェアーという研究機関の、アリー・アハマド氏がサウジアラビアの内情を、イランのプレス・テレビに語った。

 サウジアラビアに敵対関係にある、イランのプレス・テレビの報道であることから、多少値引きして受け止める必要があるかもしれないが、無視するわけにはいかない情報なので、紹介することにした。 

 アリー・アハマド氏に言わせると、サウジアラビアでは大衆革命が、数週間あるいは数ヶ月以内に起こっても、不思議はないということだ。それは多数の政治犯及び、非政治犯が獄中にあるからだ。

 サウジアラビアが現在、高い失業率を記録していることは一般に知られているし、貧困層が拡大していることも事実だ。そして反政府側に言わせると、政府高官や王族の言動がひどすぎるということのようだ。

 二日ほど前には、首都のリヤド市、メッカ市、メジナ市、ジェッダ市、アルカテイーフのある東部地区、などで大規模な家宅捜査があったようだ。それは宗教学者、ドクター、学生、公務員宅を狙ったもののようだ。

 3月1日には、女性15人を含む300人が逮捕され、ブライダ市では数百人が検察事務所に押しかけ釈放を求めている。

 サウジアラビアではシーア派地区のアルカテイーフを始め、定期的にデモが起こっているということのようだ。