『短針・しかし重要なニュース』

2012年5月 6日

 

:サウジアラビアはイスラエルのラストリゾート

 イスラエルのテルアビブ大学が出した報告によれば、イスラエルにとってサウジアラビアは、最後の防衛ラインになっている。イスラエルと関係の良かったほとんどのアラブの元首は失脚し、残ったのはサウジアラビアだけだ。サウジアラビアはイラン対応でイスラエルと同じ立場を採っている。

 サウジアラビアの資金で運営されているアルアラビーヤ・テレビ、カタールの資金で運営されているアルジャズイーラ・テレビは、共にイスラエルの味方だ。レバノンのアルハバルも同様で、サウジアラビアがスポンサーで、情報はモサドが提供している。

 イスラエルは以前からサウジアラビアに対して情報機器を提供しているし、コンサルテイング・サービスもしている。

 

:エジプト軍が夜間外出禁止令

 エジプト軍はカイロの国防省がある、アッバーシーヤ地区に対し、夜間外出禁止令を発動した。これは夜の11時から翌朝の6時までだ。

 

:チュニジアのユダヤ人巡礼者を待っている

 チュニジアのジェルバ島は、ユダヤ人が最も多く居住する地域であり、現在チュニジアには、ユダヤ人が1800人が居住している。そのうちの多くが、このジェルバ島に居住している。

 ジェルバ島には1900年前に建てられたシナゴーグ(ユダヤ教会)があり、ヨーロッパやイスラエルのユダヤ人が巡礼に訪れていた。しかし、アラブの春革命以来、巡礼者は危険なため激減している。

 チュニジアにはローマ時代からユダヤ人が住んでおり、彼らはユダヤ人であると同時に、チュニジア人であることを強く意識している。チュニジアには以前10万人程度のユダヤ人が居住していたが、194867年のイスラエル・アラブ戦争時に、多くがヨーロッパやイスラエルに移住した。

 これまでヨーロッパやイスラエルからの巡礼者は毎年10000人を超えていたが、今では100人足らずにまで減少している。

 

:トルコ政府黒海の汚染が進んでいる。