『優しい兵士が殺された・トルコ兵の悲劇』

2012年4月28日

 クルド労働党(PKK)15歳の戦闘員の少年が捕まったのは、昨年の12月 

 の冬だった。

PKK戦闘員の少年は雪の上に座り込み、寒さに震えていた。

 PKKの少年戦闘員に寒いだろうと自分のコートを着せてやった、優しい

 一人のトルコ兵がいた。

 トルコ兵の名はケマル・オズドアン28歳。

そのケマル・オズドアンはPKK とのビンヨルでの戦闘で、今年4月に死

亡した。

 彼の仲間の兵士たちは誰もが、彼をやさしいやつだったと語っている。

 彼は金曜日に故郷のカフラマンマスに埋葬された。

 ケマル・オズドアンがPKKの少年に自分のコートを着せてやっている光景を、仲間の兵士が写真を撮って残していた。

 その写真がいまトルコのマスコミで話題になっている。

 優しいやつは早死にするのかもしれない。

 ふとそんなことを考えた。