「アラブからの不穏なニュース」

2012年1月15日

 

:アメリカがリビアに12000人の兵員を送る。

―リビア国内ではいまだに反政府抵抗勢力は強い、このためリビア臨時政府(NTC)は国内の安定化に苦慮しており、アメリカとの間に治安の協力合意が出来たものと思われる。それは当初から、アメリカがリビア側に申し入れていたことだ。

 

:アメリカ軍クウエイトに15000人駐留。

―アメリカ軍はイラクから撤退後、湾岸諸国にその多くを残留させることを考えていたが、クウエイトに15000人を駐留させることに、合意できたようだ。クウエイトの国防大臣はアメリカ軍の同国への駐留を、当初望んでいなかったが、イランの脅威もあってか、最終的には受け入れたようだ。

 

:サウジアラビアの首都リヤドでデモ。

―サウジアラビアの首都リヤド市でデモが起こった。その規模は伝えられていないがデモ参加者の要求は就職機会の増大、仕事の保証、汚職追放、アナーキーの追放といったことのようだ。デモ参加者のなかから逮捕者が出たことは注目に値する。怪我人は出なかった模様だ。

 

:サウジアラビアの石油地帯アルカテイーフ、アワミヤでデモ軍の発砲で死者。

―サウジアラビアの東部沿岸地域、石油地帯はシーア派マイノリテイが居住する地域だが、ここでは以前からデモが続いている。今回はデモ隊に対する軍の発砲でイッサーム・ム八マド・アブーアブドッラー(22歳)が死亡した。

 

:エジプトのタンターウイ国防大臣リビア訪問

―エジプトのタンターウイ国防大臣がリビアの首都トリポリを訪問しNTCの代表アブドッジャリール氏やアブドルラテイーフ・ケイブ首相と再建討議。

 

:ヨルダンのアンマンでデモ。

:シリア軍戦車でデモ潰し。

:イラクのマリキー首相トルコが地域を不安定化させている。