イランのイスファハーン市で、月曜日の午後に爆発音が響き渡った。イスファハーン市には核施設があることから、種々の疑念と懸念が出ているが、今のところ確かなことは、何も分からない。
以前にも、テヘラン市に近い革命防衛隊の施設で、大爆発が起こったが、その時の革命防衛隊の説明では、不注意による事故であったということだった。
しかし、その後に外国のテロリストによる破壊工作ではないか、という情報も飛び交っていた。
現在のイランと西側諸国との関係からすれば、外国のテロリストによる爆発ということは、十分にありえよう。
しかし、イラン政府にしても革命防衛隊にしても、容易には外国のテロリストによるテロであったとは、認め難いだろう。
もし、イラン政府が外国のテロリストによって、国家にとって重要な施設が爆破事件を起こされたとなれば、国内の反体制派が勇気付けられることになろうし、革命防衛隊の防衛能力、治安能力はそれほど高くないという、評価がなされよう。それは革命防衛隊にとって、極めて不名誉なことであろう。