「オバマ大統領の祖母彼のイスラム入信希望」

2010年11月27日


 ケニアに住んでいるオバマ大統領の祖母、サラー・オマルさん(88歳)が、オバマ大統領のイスラム教への改宗を望んでいることを、ハッジの巡礼のときに祈っていた、とサウジアラビアのアル・ワタン紙に打ち明けている。

 これまで、オバマ大統領の宗教は、イスラム教だというニュースが、伝えられているが、今回の彼の祖母の言葉で、いまではイスラム教徒ではないことが、明らかになった。

 彼は少年期に、インドネシアでイスラム教の勉強をしているが、その後、アメリカで生活しているうちに、何時の時点でか、クリスチャンになったのであろう。

 オバマ大統領の祖母、サラー・オマルさんは、今回のハッジで、サウジアラビアの客として、ハッジを遂げている。サウジアラビア政府に対し、感謝の意を述べたことは、言うまでも無い。

 サウジアラビアのアル・ワタン紙に続いて、このニュースをいち早く伝えたのは、サウジアラビアのシャルクルアウサト紙と、ヨルダンのヨルダン・タイムズ紙だった。

 続いて、イスラエルのエルサレム・ポスト紙が、このニュースを伝えている。もちろん、アラブの各紙とイスラエルとでは、ニュースの受け止め方が、違うだろう。アラブ各紙は歓迎であり、イスラエルのエルサレム・ポスト紙の場合は、全く逆の心境であろう。

 イスラエルにとって、生存の命綱であるアメリカの大統領が、イスラム教徒になってしまっては、政策にたとえ変更が無いとしても、イスラエルにとっては、不安でたまるまい。

 もちろん、オバマ大統領がイスラム教徒に、改宗するとは思わないが、当分の間、アラブとイスラエル双方で、この話題は持ちきりになるのではないか。それだけ、かの地の人たちにとっては、誰が何教徒なのかということが、重い意味を持つのだ