ネタニヤフ首相の極めて重要な発言

2010年1月31日

 イスラエルのネタニヤフ首相が1月末に、ポーランドのアウシュビッツで開催された、国際ホロコースト記念の式典に参加し、極めて重要な内容の文章を、記念のゲスト・ブックに記している。

 それは「イスラエル人は過去の経験から学んでいる。ホロコーストとイランの核兵器開発意欲を放置しない。」といった内容のものだ。

 ドイツのメルケル首相も、ペレス大統領の訪問を受けた中で、「イランの核計画に対する、世界の忍耐と時間はすぎていく。」と語り「世界の大国は2月に重大な合意に達しよう。」とも語っている。彼女は2月がイランの核開発にとって、極めて重要な月になるだろうとも語った。

 ペレス大統領も、イランが極めて危険な国家であり、アハマド・ネジャド大統領体制が独裁的であり、人権を無視し、自国民を殺している。そして、ヘズブラやハマースのスポンサーでもあると語った。

 これらの一連の発言は、何を意味しているのか。なかでも、ネタニヤフ首相のホロコーストとイランの核開発を、連関付けた内容が、何を意味するのか、真剣に受け止めるべきなようだ。