短いが重要なニュース

2009年12月 2日

:イスラエルのリクード党活動家がオバマ大統領は反セムだと非難。

これは、オバマ大統領がイスラエルによる、西岸地区への入植活動をやめるよう、何度と無く呼びかけたことからきている。このことから、リクード党の活動家は、オバマ大統領を反セム、反ユダヤだと決め付けているようだ。イスラエルの盟友アメリカの大統領に対して、そうした意見が出てくるほど、現在のイスラエル国民には、不安が広がっているのであろう。

 

:サウジ空軍毒薬をイエメンで散布?

 イエメンでは現在、イエメン政府軍と北部のアルホウシ族との戦闘が続いているが、このアルホウシ族なる反乱軍が、イランの支援を受けていることで、イエメンで起こっている戦闘は、イランとサウジアラビアとの、代理戦争だと解説する人もいる。

 しかし、戦闘が長引き、しかも、アルホウシ軍がサウジアラビア領土内にも避難してくるために()、サウジアラビア軍もイエメン政府軍の側に立って、戦闘に参加するようになった。

 そして遂に、サウジアラビア軍は空軍機を使い、アルホウシ族の居住地域に、毒薬を散布したという報道が、伝えられるようになった。これはサアダ・オンラインが伝えたものだが、サウジアラビア空軍機は白リン弾を含めた、毒物攻撃を16回にもわたって、実行したということだ。真偽のほどは確かめようが無いが。

 

:イスラエルの若者の間で兵役逃れが増加

 これまで、イスラエルの国民は、四方をアラブという敵国に囲まれ、国民が一致して国防に勤めてきた、という定説がまかり通ってきていた。

 しかし、現実はそうでもないようだ。イスラエルのマスコミが伝えたところによれば、イスラエルの若者の間で、兵役逃れが拡大し、兵役年齢に達した男性の25パーセント、女性の40パーセントが兵役を逃れているということだ。

 兵役逃れの方法は病気、精神障害、結婚といったことのようだ。これら以外の方法で兵役を逃れるには、ユダヤ教原理主義のメンバーになるという方法もあるようだ。ユダヤ教原理主義では戦争を認めていないからだ。

 インフラ大臣が「もはや国民の軍隊ではなくなってしまった」と嘆いているようだが、それは嘆きのレベルではなく、国家の危機が近づいている、ということではないのか。