パレスチナ人人口が1090万人に

2009年12月30日

 最近、パレスチナ自治政府が世界中に居住する、パレスチナ人総人口を発表した。それによると、世界中で暮らすパレスチナ人の人口は、1090万人に達したということだ。

 内訳はガザ地区が150万人、ヨルダン川西岸地区が250万人、イスラエル国内が125万人、ヨルダンが324万人、その他のアラブ諸国が178万人、アラブ以外の外国居住者が618000人となっている。

 イスラエルの総人口が750万人で、そのうち550万人がユダヤ人となっている。

 さて、1000万人を超えるパレスチナ人は、ユダヤ人と同様の世界的な拡散を示し、それぞれの社会のなかで、地歩を固めつつあるのだろうか。そして、彼らパレスチナ人の間で、ユダヤ人と同様に情報の交換や、ビジネス面での助け合いが、生まれているのであろうか。

 もしそうした連携が生まれていかないのであれば、結局は、その社会のなかに埋没して行き、将来的に力を持つことはあるまい。

膨大な数の日本人が、南北アメリカ大陸に移住したが、彼らが居住する社会のなかで、一定の影響力を持った、という話を聞いたことがない。

 あるいは日本人も、パレスチナ人に似ているの