2週間ほど前のことだが、バハレーンの最も歴史のあるアフバール・ル・ハリージ新聞が、アハマド・ネジャド大統領の先祖は、ユダヤ人だという記事を掲載し、バハレーン政府によって、発禁処分を受けた。同新聞はまもなく発禁処分を解かれ、その後も報道を続けている。
しかし、イランン国内からも、同じ意見が出てきて、それが大きな問題になりそうだ。そのニュースを自分のブログに書いたのは、Drメヘデイ・ハザリと言う人物で、アハマド・ネジャド大統領支持派の、アヤトラ・ハザリ師の子息だということだ。
彼はこれまで、ムサヴィ氏の指導するデモに、何度も参加しており、この記事が彼のブログに書かれたのは、今年の早い時期だったということだ。
アハマド・ネジャド大統領はユダヤ人だ、という記事をブログに掲載した後、彼は150人のデモ参加学生らと同様に、特別法廷に引き出されたようだ。
Drメヘデイ・ハザリ氏は、アハマド・ネジャド大統領の本当のファミリー・ネームはサブルジアンだが、アハマド・ネジャド大統領は自分のファミリー・ネームを、変えたのだということだ。
サブルジアンは、ユダヤ人のファミリー・ネームで、アラダンという街に始まる、ということのようだ。
イランの大統領選挙時に行われた、ライブのテレビ討論会で、カロウビ候補が「私のフル・ネームはメヘデイ・カロウビだが、貴方のフル・ネームはなんですか?」と問うた場面があった。それは言うまでもなく「貴方はユダヤ人なのでしょう?」ということを言っていたのだ。
もちろん、そのカロウビ師の言葉の意味するところは、知識ある多くのイラン人には、分かったであろう。アハマド・ネジャド大統領は、彼のフル・ネームを答えるのだが、一部が省略されていた、とアル・アラビーヤ・テレビは報じている。
この情報がもたらされたのは、イスラエルのエルサレム・ポストであることに興味が持たれる。何故イスラエル(ユダヤ)の報道機関が、アハマド・ネジャド大統領の出自が、ユダヤ人だとする情報を、伝えたのか興味がもたれる。
もし、このアハマド・ネジャド大統領ユダヤ人説が、真実であるとすれば、彼はユダヤ教原理主義者なのかもしれない。なぜならば、ユダヤ原理教主義者のなかには「ユダヤ人がイスラエルを建国することは、神の教えに反する」と主張するグループが存在するからだ。
なにやらヒトラー・ユダヤ人説に近いような話だが??真実はそのうち明らかになろう。もちろん選挙後の宣伝戦とも取れるのだが。