中央アジアの国トルクメニスタンで開催された、IDB(イスラム開発銀行)会議に招待され、首都アシュガバードを訪問してきた。
会議の後、トルクメメニスタン大統領、クルバンガリ・ベルデイ・マハメドフ大統領と会談する機会を得、彼を訪問した。
同大統領とは、前大統領の時代からの知り合いであったこともあり、きわめて私的な会話が交わされた。その最後に、クルバンガリ・ベルデイ・マハメドフ大統領は、私が聞きたかった点について、ざっくばらんな意見を聞かせてくれた。
クルバンガリ・ベルデイ・マハメドフ大統領は、日本を訪問したいと語ったのだ。しかも、出来れば今年中に訪問したい、という意向だった。
前大統領はかつて、中央アジアの独裁者と評され、結局、訪日することが出来なかった。彼もまた、強く訪日を希望していたのだ。
大統領が変わり、トルクメニスタンの国内状況も大きく変わっている、ぜひともクルバンガリ・ベルデイ・マハメドフ大統領の訪日を、実現したいものだと願っている。
トルクメニスタンは世界第4位の、ガス埋蔵量を誇るエネルギー大国であり、最近では、石油も各地で掘り当てられているということだ。しかも、ガスのロシア向け輸出価格が、大幅に引き上げられたことから、トルクメニスタンは現在、大型プラント、ビル、インフラなどの建設ラッシュでもある。
以前訪問した折に、何人もの閣僚から、日本の医療器械を輸入したい、医療面での協力を進めたい、という意向を受けたことがある。今回も同様の話しが出た。
日本の外務省が、クルバンガリ・ベルデイ・マハメドフ大統領の日本訪問を実現し、この機会に、積極的にトルクメニスタンとの関係を、強化することを望む。
「首都アシュガバドの住宅群豪華です」