パレスチナの西岸地区とガザ地区で、先週5日から7日にかけて実施された、世論調査の結果が発表され、イスラエルのエルサレム・ポスト紙がその結果を伝えている。た。
この世論調査は西岸に本部を置く、パレスチナ政策調査センターによって実施され、1270人を対象にしたものであった。この世論調査の無効投票は、3パーセント程度であるとみられている。
結果は、ガザの居住するイスマイル・ハニヤ首相が、マハムード・アッバース議長を上回る支持を集める、というものだった。
世論調査の結果では、イスマイル・ハニヤ首相支持が、昨年の12月に38パーセントだったものが、今年3月には47パーセントに増加している。他方、マハムード・アッバース議長に対する支持は、昨年12月の段階では48パーセントだったものが、今年3月には45パーセントに減少している。
イスマイル・ハニヤ首相の所属する、ハマースに対する支持も、昨年12月の段階では28パーセントだったものが、今年3月には33パーセントに増えている。
イスマイル・ハニヤ首相に対する支持は、マハムード・アッバース議長に比べ伸びているのだが、現在、イスラエルの獄中にある、マルワーン・バルグーテイ氏と比べると低い。マルワーン・バルグーテイ氏に対する支持が、61パーセントであり、イスマイル・ハニヤ首相に対する支持は、34パーセントとなっている。
この世論調査の結果について、世論調査を実施したセンターは、何らコメントしていないが、多分に、多くの犠牲を払った者を評価する、という傾向がパレスチナ人の間で広、がっているということではないか。