イランのプレス・テレビが報じたところによれば、ハマースの発射したロケットが、テルアビブから27キロ離れた軍事基地に、着弾したということだ。
この情報はアクサ・テレビ(パレスチナ)を通じて、ハマースが発表したものだということだ。
ハマースのロケットが着弾したのは、テルノフ基地で、ここはイスラエルの三大空軍基地のひとつで、戦闘機や爆撃機、軍用ヘリに加え、核弾頭も格納されている基地だということだ。
テルノフ基地はイスラエルの南部の中心都市、レホヴォト市の郊外に位置しているということだ。この報道が事実であるとすれば、そのことは、イスラエル国民に相当なショックを、与えたものと思われる。
ハマースの発射するロケット攻撃を、阻止するということが、今回のイスラエルによるガザ攻撃の、中心的理由だったということを考えてみると、その問題のロケットが、テルアビブ市に近い、レホヴォト市にまで届いたということは、今後のイスラエルによるガザ攻撃の内容を、180度変更させ、最悪のものに決定付ける、要因になるかもしれない。
全てが事実であるという前提によるのだが、もし事実であるとすれば、ハマースの発射するロケットは、イスラエルの核爆弾を、爆発させることにもつながりかねない、という話にまで拡大して行こう。
その前提では、ガザの住民全員を殺してでも、ハマースの活動を根絶しなければならない、という超強硬論が、イスラエル国民や政治家の間から、飛び出してくるかもしれない。