イランがCIAの手先を逮捕というニュース

2009年1月14日

 イランが「CIAの手先4人を逮捕した」というニュースを、イランのプレステレビが報じている。

 その内容は、テロリスト4人がアメリカのCIAの指示を受け、イラン国内で体制転覆の準備をしていたというものだ。彼らは他のメンバーをリクルートし、イラン国内にネット・ワークを構築中であり、新メンバーの訓練を、行っていたということだ。

 しかし、これら4人が最近、イラン国内で起こっている幾つかの、破壊活動と関連しているのか否かについては、イランの裁判所は明確な説明を、行なっていない。

 アメリカの大統領がブッシュ氏から、オバマ氏に代わっていくこの時期に、イランの南東部などで、幾つかの破壊工作活動が起こり、イランの警察や軍人が、被害にあっていることは事実のようだ。

 アメリカはイランに対し、直接的な軍事行動に出る前に、イラン国内を混乱に導こうとしているのか、あるいはテロ活動だけに、留めようとしているのか今のとこ不明だ。

 ガザでの戦闘の裏で、「イランが主たる武器の供給国である」という判断が、一般的になってきており、イランとイスラエルやアメリカとの関係は、微妙な段階に入ってきていることも、確かであろう。

最近、フランス政府はイラン政府に対し、あからさまにハマースへの武器供与を、止めるように働きかけている。