来年の1月に、アメリカの大統領に就任する、バラク・オバマ氏の人気は絶大なもので、アメリカがまるで全てをチェンジするような、錯覚をアメリカ国民に与えているようだ。しかし、アメリカはバラク・オバマ氏が大統領に当選した後も、重度の経済危機に苦しんでおり、全く出口が見えない感さえある。
そんななかで、アメリカのニューヨークにある、ビンガムトン大学の元教授ジェームス・ぺトラスさんが、バラク・オバマ氏に関する厳しい批判を行っている。その内容が正しいか否かは、今後のバラク・オバマ氏の活動を見ていれば確認できるだろう。
ジェームス・ぺトラス氏は以下のようなことをあげて、バラク・オバマ氏がいかにイスラエル寄りの人物であるかを説明している。
:バラク・オバマ氏の中東政策はデニス・ロス氏によって進められる。イスラエルは力に
よるパレスチナ対応と、イランに対する先制攻撃を実施することを認める。
:デニス・ロス氏はガザの住民150万人の飢餓を放置する。
:イスラエルのレバノン市民に対する空爆を許可する。
:バラク・オバマ氏のデニス・ロス氏起用は、イスラエルに対する全面支持の証だ。
バラク・オバマ氏のユダヤ側後見人はラビのヤコブ・オルフ氏だ。
:バラク・オバマ氏はイスラエル側に丸抱えされた人物だ。
:シオニストのデービッド・アレックス・ロードがホワイトハウスのトップに就任する。
:ローレンス・サマーズがホワイトハウスの経済担当のトップに就任する。
ジェームス・ぺトラス氏はこう説明し、バラク・オバマは国連を無視し、でたらめな口実をつけて、イスラエルにイランを攻撃を許し、パレスチナ人追放を許し、、ということだ。
この時期に、このような内容の論文が発表されたことは、タイミングを狙ったものだということが考えられる。なぜならば、バラク・オバマ氏の大統領就任、その前の議会での承認が控えているからだ。
ある見方をすれば、バラク・オバマ氏がユダヤに完全に支えられている人物であるとすれば、彼に対する暗殺の可能性と、マスコミ批判は、ある程度防げるのかもしれない。いずれにしろ、バラク・オバマ氏がアメリカを救う大統領になるのか否かは、就任後の彼の活躍ぶりを見て、判断するのが妥当であろう。