アメリカがG20諸国に資金提供を迫った

2008年11月28日

 

 11月125に、アメリカの首都ワシントンで開催された、G20諸国サミットで、アメリカは参加各国に対し、アメリカの金融危機を救うよう、資金の提供を強要した、とイランのモッタキ外相が語っている。

 モッタキ外相は、中東諸国のなかの4カ国に対して、アメリカは具体的に4000億ドルの拠出を、強要したということだ。同外相は具体的な国名は明かさなかったが、湾岸の産油諸国であろうことは想像に難くない。

 たぶん、強要された国はサウジアラビア、クウエイト、カタール、アラブ首長国連邦ではないかと思われる。

 これと前後し、イギリスのブラウン首相が湾岸諸国を回り、資金を出すよう働きかけたが、成功しなかった、というのがもっぱらのうわさだ。つまり、アメリカに搾り取られ、イギリスには出す金はないということか。

 日本はその点、気前よく莫大な金を出している。国家は大赤字なのだが、、、。