アメリカ軍の発表によれば、イラク人シーア・イスラム教徒がイランで軍事訓練を受け、最近帰国したということだ。
彼らはイランのクム、テヘラン、アフワーズ、マシャドで、狙撃、爆発物、ロケットによる攻撃などの訓練を、受けたとされている。
アメリカ軍は彼らを「スペシャル・グループ」と名付け、対応を図っていくことになる。この「スペシャル・グループ」は、アメリカ軍の想定では、イラク南部のシーア派地域で、活動を展開する模様だ。
「スペシャル・グループ」の攻撃目標は、政府要人の暗殺、治安警察への攻撃、アメリカ軍を始めとする、合同軍への攻撃、などを行うだろうと推測されている。
この情報は、アメリカのマスコミを始めとし、アラブのアメリカ寄りの国の、マスコミでも紹介されているが、しかるべき目的があっての、報道と思われる。
この情報と相前後して、アメリカやイスラエルで、大きく取り上げられているニュースは、イランが核兵器製造の工程が、半ばを過ぎたというものだ。
つまり、イスラエル・アメリカ、なかでもイスラエルは、何としてもイランに対する、制裁を加えたいということであろう。
今回の、イランで訓練されたイラクのテロリスト、という情報は、それがらみではないかと思われる。