元在UAEイラン大使代理が湾岸にイランのスリーパー発言

2008年9月17日

 

 2001年まで、在アラブ首長国連邦ドバイの代理大使(大使待遇総領事)を勤めていた、アーデル・ アルアッサーデイ氏が最近、とんでもない重要な秘密を明らかにしている。

 彼の話によれば、イラン政府は湾岸のすべての国に、スリーパー(命令があるまで敵国に潜伏していて、命令があると行動を起こす秘密の破壊工作員)を潜りこませているということだ。

 このスリーパーの送りこみは、イランの革命防衛隊の意向により、1979年のイラン・イスラム革命後に、実行されたものだということだ。

 アーデル・ アルアッサーデイ氏は2001年に離職しているが、ガルフ・タイムズとの月曜日のインタビューで、このことを明らかにした。

 彼曰く、イランは湾岸諸国すべてに、不安定化を起こすだけの要員を、すでに潜りこませているということだ。

 なぜこのタイミングで、アーデル・ アルアッサーデイ氏が、イランによるスリーパー送り込みの情報を、明らかにしたかは述べるまでも無い。湾岸諸国を不安に陥れ、アメリカにイラン攻撃を仕向ける為のものであろう。

 アメリカ政府の中の強硬派の人物が、このにアーデル・ アルアッサーデイ氏に爆弾発言をさせ、それをイラン攻撃の正当な理由のひとつに、しようとしているとも考えられよう。いずれにアーデル・ アルアッサーデイ氏のこの発言は、注目すべき情報であろう。