イラクのパレスチナ難民アイス・ランドに移住許可

2008年9月 9日

 イラク国内の混乱の中で、生命の危険にさらされていたパレスチナ人たちは、バグダッドをはじめとした都市部から、シリアに近い国境地帯に避難していた。

 彼らパレスチナ難民は、シリアに逃れ、次の受け入れ国を探そうとしたのであろうが、シリアが受け入れてくれなかった。その結果、炎熱の砂漠に放置されたままになっていたが、やっと彼らの新たな移住先が見つかった。

 北欧のアイス・ランドが、彼らパレスチナ難民のうちの、25人を受け入れると発表したのだ。このニュースは、私ばかりではなく、パレスチナ難民の状況に関心を寄せていた、多くの人たちを喜ばせたことであろう。

 しかし、炎熱地獄から北のアイス・ランドへの移住は、彼らの体調にどう影響するのかという、新たな不安が浮かんでくる。それでも、彼らはまだましなのかもしれない。アイス・ランドという新たな地で、パレスチナ人たちが、健康で幸福な生活を築くことを祈ろう。