アルカーイダのNO2ザワーヒリ死亡情報

2008年8月 2日

 アフガニスタンに潜伏して、活動を継続しているといわれていた、アルカーイダの№2アイマン・ザワーヒリが重傷を負い、場合によっては死亡した可能性がある、という情報が流れてきている。

 彼は先に死亡が確認された、アルカーイダの武器専門家である、アブー・ハバーブ・アルマスリがアメリカのミサイル攻撃を受けた同日に、負傷していたのではないかと思われる。

 このアイマン・ザワーヒリの負傷、そして死亡の情報は、タリバンのリーダーの一人バイトッラー・マハスードのサインのある、書簡からわかったもので、アイマン・ザワーヒリは負傷の治療を、パキスタン国内で行っていたようだ。

 これは、エルサレム・ポストが伝えたものだが、ブッシュ政権にとっては、アフガニスタンで、アメリカ軍と合同軍が苦戦しているなかでの、朗報といえよう。

 この情報を元に二つのことが頭に浮かんでくる。

1:アルカーイダはアメリカにとって、必要性を低下していたのではないか。

2:アルカーイダのアイマン・ザワーヒリが死亡しても、アルカーイダの支部(?)は世界中に誕生しており、そう簡単には彼らのテロ活動が、終息することはあるまい。アメリカがこれを阻止することは容易ではないし、アルカーイダの各国の支部(?)は、独自の行動をしていき、アメリカはますます困難になる可能性がある。

 アメリカは当然のこととして、このアイマン・ザワーヒリ死亡情報を利用し、アフガニスタンの大きな問題のひとつが、解決に向かっているとし、アメリカ国民の間に、イランへの関心を高めていくものと思われる。