アメリカがマリキー首相を恫喝?

2008年7月14日

 湾岸の新聞が、アメリカの専門家の話として、今後のイラクについて伝えている。その記事によれば、もしマリキー首相がアメリカとの間で、地位協定(アメリカの長期占領)に合意しなければ、南ベトナムのゴ・ジン・ジェムと、同じ運命をたどることになろうということだ。

 同様に、ズイバリ外相についても、彼が現在に地位に留まっていられるのは、CIAの庇護の下にあるからだということだ。もし、アメリカ軍がイラクから撤退すれば、彼はその瞬間に地位を失うだろうということだ。

 アメリカ側は、マリキー首相政府が地位協定に合意しなければ、イラクで軍事クーデターを起こすことも、考えているのではないかという推測だ。

 アメリカにとっては、イラクとの地位協定が、それだけ重要だということであろうか。