トルコの基礎消費物価上昇

2008年6月29日

 トルコも他の国々の例外ではなく、現在物価上昇が激しい。トルコ国民はその苦しさに耐えながら、日々の生活を送っているということだ。

 トルコではどの程度の物価上昇が見られるのか、基礎消費物資の価格推移の統計が出たのでご紹介する。

 

        2007年12月    2008年6月    上昇率   

レンズ豆       2.6TL      4.95TL   90・4%

食用油(5キロ)  16・9TL     25・9TL    53・3%

小麦粉(1キロ)   1・25TL     1・65TL   32%

蜂蜜(850G)  15・9TL     20・9TL    31・4%

パスタ(0・5キロ) 0・89TL      1・09TL  22・5%

オリーブ(1キロ)  4・9TL      5・9TL    20・4%    

紅茶(1キロ)    8・9TL     10・4TL    16・9%

ひき肉(1キロ)  11・9TL     13・9TL   16・8%

砂糖(5キロ)    9・9TL     11・2TL   13・1%

ジャム(385G)  2・45TL     2・75TL  12・2%

コーラ(1リットル) 1・29TL     1・35TL   4・7%

グリーンピース(1キロ)1・95TL    2・25TL  15・4% 

トマトペースト((1キロ)2・95TL   3・45TL  16・9%  

(TL=トルコリラ  G=グラム )

 

 このなかでレンズマメの値上がりが特に目立つが、トルコではレンズマメのスープが毎日の食卓に上るだけに家計への影響は大きいだろう。 

 蜂蜜とオリーブの漬けたものはチーズやバタ―と一緒に、毎日の食卓に欠かせないものだし、小麦粉はパンが主食のトルコでは欠かすことの出来ない基礎食品となっている。

 トマトペーストもまた、レンズマメのスープと並んで、トルコではスープや他の料理の材料として、欠かせないものだ。これら以外の野菜や果物の価格も、軒並みに上昇していることは述べるまでもない。

 日本の値上がり状況と、比較してみるといいのではないか。