日本の報道では紹介されていないが、サウジアラビア内務省は、今年のテロリスト容疑者逮捕数を発表した。それによると、逮捕者数は701人に上り過去最多だということだ。彼ら逮捕者は多国籍にわたり、アフリカ人も含まれているということだ。(昨年は1年間で逮捕者数208人)
しかし、そのうちの181人については、容疑不十分であることから、逮捕、取調べ後に釈放されたようだ。
これらのテロリスト容疑者たちは、サウジアラビアの紅海沿岸のヤンブ―にある、石油化学施設に接近していたということだ。それ以外にも、サウジアラビア東部の石油施設などの、情報収集をしていたようだ。
ビン・ラーデンは以前にから、サウジアラビア国内に存在する、外人用コンパウンドに対する攻撃を宣言していたが、石油施設に対する攻撃も開始するようだ。そうなれば石油施設だけではなく、パイプ・ラインもテロリストの攻撃、破壊工作の対象となることが予測される。
これら一連の動きが、ビン・ラーデンと彼の組織アルカーイダによるものなのか、それ以外のグループによるものなのかは、今のところ確認のしようがない。