イスラエル版・風が吹けば桶屋が儲かる

2008年4月 5日

 イスラエルのエルサレム・ポストが、日本にある「風が吹けば桶屋が儲かる」という話に似通った話を伝えている。

イスラエル社会では麻薬の消費量があまりにも多いため、社会問題になっている。LSD,エクスタシー、マリファナ、ヘロインと何でもありのようだ。

 イスラエルが消費する麻薬の量は、年間でヘロインが4トン、コカインが3トン、2000万錠のエクスタシーとLSD、それにマリファナが100トンも消費れているということだ。

 問題は麻薬による健康障害や、社会の混乱だけではない。この麻薬の消費量が多いために、イスラエルの敵であるヘズブラが、儲かっているという事実だ。 

レバノンのヘズブラは、イスラエルの兵士を弱体化させ、社会を破壊するために、イスラエル北部からこれらを密輸しているというのだ。

 イスラエルはヘズブラがこれまで、麻薬取引を奨励してきたことの証として、イスラエル兵士の死体と、イスラエルの刑務所に投獄されてる、レバノン人麻薬業者との交換を要求してきていることを取り上げている。

 イスラエルで麻薬の消費量を減らせば、結果的にレバノンのヘズブラの軍資金が減り、イスラエルは強くなるということのようだ。