ガザエジプトボーダーが開かれたとき何故塩素剤を入手しなかったのか

2008年2月29日

 NHKのブログに、以下のようなニュース記事が掲載されている。一見パレスチナ人の悲惨な状況を伝えているように思えるのだが、少し考えれば、パレスチナ人が自分たちの生活のことを、あまり考えていないことが分かるのではないか。More...

 エジプトとのボーダーを、ガザの住民が破壊し、物資の購入に走ったとき、何故ハマース政府はエジプトから、塩素剤を入手しようとしなかったのか、という疑問が沸くのだが。

「NKH 記事」

ガザ地区は、去年6月、イスラム原理主義組織ハマスが武力制圧して以降、イスラエルや国際社会による経済封鎖が強化され、日用品やガソリンなど生活物資の不足が深刻になっています。ガザ地区の水道当局は27日、「水道水の消毒に使う塩素がなくなった」と発表し、住民に対して、水道水を沸騰させてから飲み水などとして使うよう指示を出しました。しかし、経済封鎖によって調理用のガスも不足しているため、住民からは、水道水を頻繁に沸かして使うのは難しいという声があがっています。燃料をはじめとする生活物資の不足や、長時間に及ぶ停電に加え、安全な水も手に入らなくなったことで、ガザ地区で暮らすおよそ150万人の住民の最低限の生活が脅かされる事態に懸念が高まっています。また、この日、イスラエル軍が空爆などによってハマスのメンバーなど6人を殺害したのに対し、イスラエル南部に20発以上のロケット弾が打ち込まれ、イスラエル人の大学生1人が死亡しました。イスラエル政府は、ロケット弾攻撃が続くかぎり、経済封鎖と軍事作戦を強化する方針で、パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長は、ハマスなどにロケット弾攻撃をやめるよう呼びかけています。