イスラム・カリモフ大統領のロシア訪問の成果

2008年2月 8日

 ウズベキスタンのイスラム・カリモフ大統領がロシアを訪問し、両国間の協力について、ロシアのプーチン大統領と話し合った。
その中で、以下の3点が非常に重要であり、国際社会からも歓迎されるものであったと思われる。

1:中央アジア諸国が外部からのテロリストによって、国内を混乱されないよう治安協力をする。
=これはアルカーイダを代表とするイスラム原理主義グループが、世界中で猛威を振るう中で、重要な合意であったと思われる。
世界の各国は地域ごとに協力体制を構築し、これらの過激グループの活動を阻止しなければ、世界は混乱の渦中に突き落とされることになろう。

2:ロシアとウズベキスタンは協力して、中央アジアのガスの輸送計画を進めていく。
=現在欧州諸国はエネルギー供給の不安が、経済そのものに対するダメージとなり、高騰しているユーロが、いつ下落するか分からない常態にあるといえよう。そうした中で、ウズベキスタンとロシアが、安定的に欧州諸国にガスを供給する計画を、他の中央アジア諸国との協力の中で進めることは、世界経済の安定にも寄与するものであろう。

3:ウズベキスタンとロシアが航空機生産で協力
=ウズベキスタンが今後、工業国に成長していく上では、どの分野でもいいから、牽引力となる産業を活性化する必要があろう。ウズベキスタンはソビエトの時代に、航空機生産をおこなっており、この分野での工場設備と技術的蓄積がある。今回のイスラム・カリモフ大統領のロシア訪問で、ウズベキスタンの航空産業の活性化が合資されたことは、ウズベキスタンが将来に向けて、工業国として成長していく基礎となろう。

ロシアは現在の世界の中で、唯一といえる、安定的な成長と発展の中にある国であろう。ロシアのプーチン大統領は政治家として、自信に満ちた力強い指導力を内外から認められている。
そのロシアのプーチン大統領との間で、イスラム・カリモフ大統領が対等の立場から、ギブ・アンド・テイクの交渉をし、今回の合意に達しえたことは賞賛に値しよう。