サウジでパイプラインから大量の石油漏れ発生

2007年12月18日

 先週の土曜日、サウジアラビアのアラムコ社のセキュリテイ・システムが異常を伝えた。送油しているパイプラインの圧力が急激に低下したからだ。

 調査の結果、サウジアラビアの首都リヤドに近い、非居住地域のダワードミ地区で、パイプラインから原油が漏れていることが分かった。

 どうやらその原油漏れの量は、相当のもののようだが、サウジアラビア政府はこの原油漏れの原因について、明確な理由を発表していない。 しかも、サウジアラビア警察は事件現場に、マスコミ関係者を近づけないように、監視しているということだ。

 問題は、非居住地域で原油漏れ事故が発生していること、警察もサウジアラビア政府も詳細を明かしていないことに加え、過去1ヶ月に3度も同様の事故が起こっているということだ。  こうなると、どうしてもテロリストによる破壊工作を想像してしまうのだが、、真相は不明であり、将来的にも不明のままとなろう。