トルコとギリシャは隣接する国同士の常で、いままで敵対してきた。その理由は歴史的なものもあるが、同時にエーゲ海海域の領土問題が絡んでいた。
そのトルコとギリシャが、ここに来て関係を改善する方向に動き出している。しかも、ギリシャはトルコのEU加盟をサポートするというのだから、改善の動きは見せかけのものではあるまい。
その上、敵対関係にあったトルコとギリシャが、今後軍同士の交流も強化していくことも合意された。
こうした両国間の関係改善は、つい最近、トルコのアリー・ババジャン外相がギリシャを訪問したことから出てきたものだ。
ギリシャのコスタス・カラマンリ首相は、近くトルコを訪問することを、アリー・ババジャン外相に約束をしている。
ギリシャこれまで、トルコの敵PKKを支援していたことも、両国間関係に悪影響していた原因のひとつだったが、どうやらそれも止める、ということであろう。
トルコとギリシャの関係が、ここに来て急速に改善されているのは、エネルギー政策によろう。トルコはロシアや中央アジアのエネルギーの、ハブ国になりつつある。
ロシアや中央アジアのガス・石油が、トルコを経由して、ヨーロッパに抜けるなかで、ギリシャもそのなかに含まれるか否かということが、今後のギリシャにとって、死活的な問題となってきたからであろう。
コスタス・カラマンリ首相のトルコ訪問は、ギリシャの首相のトルコ訪問としては、48年ぶりのことだというが、いかに重要な変化かが、そのことからもわかろう。トルコとギリシャは過去に、何度も戦火を交えてさえ来た敵対関係にあったのだ。
まさにエネルギー資源の持つ、重要さを教える出来事であるといえそうだ。
そのトルコとギリシャが、ここに来て関係を改善する方向に動き出している。しかも、ギリシャはトルコのEU加盟をサポートするというのだから、改善の動きは見せかけのものではあるまい。
その上、敵対関係にあったトルコとギリシャが、今後軍同士の交流も強化していくことも合意された。
こうした両国間の関係改善は、つい最近、トルコのアリー・ババジャン外相がギリシャを訪問したことから出てきたものだ。
ギリシャのコスタス・カラマンリ首相は、近くトルコを訪問することを、アリー・ババジャン外相に約束をしている。
ギリシャこれまで、トルコの敵PKKを支援していたことも、両国間関係に悪影響していた原因のひとつだったが、どうやらそれも止める、ということであろう。
トルコとギリシャの関係が、ここに来て急速に改善されているのは、エネルギー政策によろう。トルコはロシアや中央アジアのエネルギーの、ハブ国になりつつある。
ロシアや中央アジアのガス・石油が、トルコを経由して、ヨーロッパに抜けるなかで、ギリシャもそのなかに含まれるか否かということが、今後のギリシャにとって、死活的な問題となってきたからであろう。
コスタス・カラマンリ首相のトルコ訪問は、ギリシャの首相のトルコ訪問としては、48年ぶりのことだというが、いかに重要な変化かが、そのことからもわかろう。トルコとギリシャは過去に、何度も戦火を交えてさえ来た敵対関係にあったのだ。
まさにエネルギー資源の持つ、重要さを教える出来事であるといえそうだ。