11月の末にアメリカのアナポリスで、イスラエル・パレスチナの和平をめぐる会議が開催される予定になっているが、ここに来てアラブ・サイドから激しい抵抗が起こっている。
抵抗している人の中には、アメリカべったりのはずの、マハムード・アッバース議長も含まれている。
それはなぜなのかが、エルサレム・ポストの記事で分かった。エルサレム・ポストによれば、アナポリスの和平会議では、エルサレムに関する話し合いも行われることになっている。
当然だろうと思う人が多いだろうが、ここで問題にしているのは、エルサレムの帰属、あるいはエルサレムの分割の話ではない。もっと根幹部分にかかわることなのだ。
パレスチナの元エルサレムのムフテイであるイクリム・サブリ氏、エルサレムにある嘆きの壁について、以下のようなコメントをエルサレム・ポストにしているのだ。
曰く、嘆きの壁はアクサ・モスクの一部であって、ソロモンの神殿あるいはその後に再建されたユダヤの神殿の一部ではない。神殿は別のところにあったのであり、アクサ・モスクの下にあったのではない。したがって、ユダヤ人がアクサ・モスクの下が神殿だと主張して、アクサ・モスクの中で礼拝する権利はない、という内容なのだ。
彼の説明によれば、したがってアクサ・モスクがある場所は、テンプル・マウント(ソロモンの神殿のあった場所)ではないということになる。
アラファト議長も同様の主張をしていたということだが、そうなるとユダヤ人たちはどこを、ソロモンの神殿跡として巡礼するのであろうか。ユダヤ人がこの元エルサレムのムフテイの話を信じるか否かは別にして、この話はユダヤ人にとってとんでもない話なのだ。
注:嘆きの壁はソロモン王が建立した神殿の一部だとし、世界中のユダヤ人たちは、この壁に巡礼し祈りをささげている。そして、ユダヤ人で結成された委員会があり、ソロモンの神殿を再建しようとしている。そのためにはアクサ・モスクを破壊しなければならない、ということになっている。
アナポリスの和平会議を前に、保守派といわれるエルサレム・ポスト紙は、何故、エルサレムの元ムフテイのインタビューを掲載したのであろうか?
抵抗している人の中には、アメリカべったりのはずの、マハムード・アッバース議長も含まれている。
それはなぜなのかが、エルサレム・ポストの記事で分かった。エルサレム・ポストによれば、アナポリスの和平会議では、エルサレムに関する話し合いも行われることになっている。
当然だろうと思う人が多いだろうが、ここで問題にしているのは、エルサレムの帰属、あるいはエルサレムの分割の話ではない。もっと根幹部分にかかわることなのだ。
パレスチナの元エルサレムのムフテイであるイクリム・サブリ氏、エルサレムにある嘆きの壁について、以下のようなコメントをエルサレム・ポストにしているのだ。
曰く、嘆きの壁はアクサ・モスクの一部であって、ソロモンの神殿あるいはその後に再建されたユダヤの神殿の一部ではない。神殿は別のところにあったのであり、アクサ・モスクの下にあったのではない。したがって、ユダヤ人がアクサ・モスクの下が神殿だと主張して、アクサ・モスクの中で礼拝する権利はない、という内容なのだ。
彼の説明によれば、したがってアクサ・モスクがある場所は、テンプル・マウント(ソロモンの神殿のあった場所)ではないということになる。
アラファト議長も同様の主張をしていたということだが、そうなるとユダヤ人たちはどこを、ソロモンの神殿跡として巡礼するのであろうか。ユダヤ人がこの元エルサレムのムフテイの話を信じるか否かは別にして、この話はユダヤ人にとってとんでもない話なのだ。
注:嘆きの壁はソロモン王が建立した神殿の一部だとし、世界中のユダヤ人たちは、この壁に巡礼し祈りをささげている。そして、ユダヤ人で結成された委員会があり、ソロモンの神殿を再建しようとしている。そのためにはアクサ・モスクを破壊しなければならない、ということになっている。
アナポリスの和平会議を前に、保守派といわれるエルサレム・ポスト紙は、何故、エルサレムの元ムフテイのインタビューを掲載したのであろうか?