先週木曜日の昼時間に、昼食をとるといって出かけた、キプロス駐在のアメリカ武官が失踪するという事件が起こっている。
彼の名はトーマス・ムーニー、45歳の大佐だが、アメリカ大使館は彼がキプロスで、どのような活動をしていたのを明かしていない。
キプロスは述べるまでも無く、ギリシャ系とトルコ系に南北に分断された島であり、軍事的にも非常にデリケートな場所だ。当然のことながら、そこの駐在武官は非常に困難な仕事に、携わっていた可能性が高い。
しかも、キプロスはイスラエルとアラブ、パレスチナが、種々の工作をする舞台でもあることから、双方が相手の活動を潰し合ってきてもいる。
キプロスの警察は、トーマス・ムーニー大佐が国外に連れ出される可能性があるとして、空港、港湾などに厳重な警戒網を敷いているようだが、未だに何も重要な手がかりは掴めていない。
問題は今回の人質事件(?)がアラブ人、イスラム原理主義者による犯行ではないかという疑念だ。そうであるとすれば、アメリカ軍とアメリカ人に対するイスラム原理主義者側の攻勢が、アラブ以外の地域でも本格化してきているということになる。
イギリスで起こっている一連のテロ事件と、相前後する形で起こっていることも注目に値する。この人質事件が、単なる物取り目的であることを願うばかりだ。
彼の名はトーマス・ムーニー、45歳の大佐だが、アメリカ大使館は彼がキプロスで、どのような活動をしていたのを明かしていない。
キプロスは述べるまでも無く、ギリシャ系とトルコ系に南北に分断された島であり、軍事的にも非常にデリケートな場所だ。当然のことながら、そこの駐在武官は非常に困難な仕事に、携わっていた可能性が高い。
しかも、キプロスはイスラエルとアラブ、パレスチナが、種々の工作をする舞台でもあることから、双方が相手の活動を潰し合ってきてもいる。
キプロスの警察は、トーマス・ムーニー大佐が国外に連れ出される可能性があるとして、空港、港湾などに厳重な警戒網を敷いているようだが、未だに何も重要な手がかりは掴めていない。
問題は今回の人質事件(?)がアラブ人、イスラム原理主義者による犯行ではないかという疑念だ。そうであるとすれば、アメリカ軍とアメリカ人に対するイスラム原理主義者側の攻勢が、アラブ以外の地域でも本格化してきているということになる。
イギリスで起こっている一連のテロ事件と、相前後する形で起こっていることも注目に値する。この人質事件が、単なる物取り目的であることを願うばかりだ。