イラク橋の破壊は何を意図するのか

2007年6月13日

 6月10日の夜、イラクの首都バグダッドの南40キロにある、マハムーデイヤ市のそばの橋が爆破された。このテロで橋が破壊されただけではなく0、検問に当たっていたアメリカ兵3人が死亡し6人が負傷した。  爆破テロで橋が破壊され、道路も破壊されたために不通となった。アメリカ軍は大急ぎで、ブルドーザを使い道路の復旧に当たった。

 最近イラクでは橋に対する爆破テロが増えているようだが、一体何を意味しているのだろうか。それはバグダッドを他の地域から隔絶することが、目的なのではないか。  述べるまでもなく、バグダッドに駐留するアメリカ軍とアメリカ大使館スタッフの食料や武器弾薬の補充は、ほとんどが車両によって行われているわけであり、その車が通る道路や橋に対する破壊活動は、アメリカ軍とアメリカ大使館スタッフを、武器弾薬不足と食糧不足に追い込むことになろう。

 つまり、アメリカに抵抗するグループは、次第に巧妙さを増してきているということではないか。